4歳になったからまとめとく
前回の記事、発達障害グレーゾーン長男のあゆみ~絶望していた2歳の頃~を読み返して、なかなかの殴り書きだなぁとちょっと反省してます。
辛かった気持ちを吐き出すように書いてるので見苦しいかもしれませんが、優しい人はどうかお付き合いください。
3歳の時の様子は他の記事でもちょこちょこ出てきます。この一年は少しずつ小鉄なりの成長をしたのはもちろん、私の精神力が強化された一年でもありました。
その発達の記録と夫と私の心情を少し。
幼稚園の見学・面接でほっとした
家から車で10分の
私立幼稚園に見学・即決した
正直幼稚園に行けるのかどうかも怪しいと思っていたので、もともと保育園時代の他のお母さんや保育士さんから情報収集しながらのびのびした園に絞ってました。
当時先に見学に行っていた療育園の先生から、周辺の幼稚園について細かい助言をもらえたこともあって、すぐに見学へ行くことに。
あと少しで離れる時間を作れる!そうすればもう少し私もまともな精神状態になるはずだと思いながら踏ん張ってた頃です。
見学
園バスがあって、園庭も広い幼稚園なのでちょっと緊張しましたが、常駐の警備員のおっちゃんに声をかけるとすぐに中へ案内してくれました。
案内は園長先生自らしてくれ、音楽に力を入れているところ・入園したての子はトイレはできない子がほとんどだと言っていたこと、親が参加する行事が少ない(楽したい)ということもあり、この時点でもうここに行かせようと決めてましたね。
願書
結構なマンモス園なので、早朝から夫が並んで願書を出しにいくことに。定員まではいかなかったようですが、朝5時半ですでに20人ぐらい並んでたらしい・・・!
そんなこんなで無事願書提出です。
面接
この日、息子の普段の様子と、自治体の検診にひっかかってるけど大丈夫ですかとストレートに園長先生に聞くと、ほがらかに笑って「そんなの大丈夫大丈夫!」と言ってくれ、すごく安心したことを覚えてます。
断る幼稚園もあると結構耳にしていたので、リサーチしておいてよかったなと思いました。
無駄に断られて傷付くのも嫌ですしね..
こうして無事に入園が決まりました。
3歳児検診の様子
拍子抜けするぐらい待ってる時はおとなしくてびっくりしました。
なんかに憑りつかれたんかと思うぐらい座って絵本読んだりして。
面談の部屋に通されてからの流れはこうです。
お名前は?という質問
家でも練習してた時はオウム返しです。
この日はオウム返しもせずに、置かれていたおもちゃや本に反応することに大忙し。
熱心にいろいろ工夫して話しかけてくれましたが無視でした。
動詞を使った質問
「”乗る”のは?」
「”さす”のは?」
何に関連するものか、という意図で質問をしてイラストを選ぶように促されます。
質問には答えずに、イラストを見て「車だよ?」を連呼するのみ。
これ他の子答えられるのかと思うと、3歳ってすごいですね。
3歳~4歳|言葉の発達
セリフ
少しの3語文
3語文も話しますがまだまだたどたどしい。
そして大半はアニメのセリフを一方的に話します。3歳過ぎてからは1日中「かぁちゃん?」と話しかけてきてはセリフを垂れ流してくれるんですが、さすがにずっとはきつい。
「お口閉じよう」と言っても数秒で話しかけてくるのでエンドレス..困るのは知らない人に延々と話しかけることなんですよね~。
子供に限らず、知らない人にずっと話しかけられるのは私もイヤなので阻止するようにはしてるんですが、そろそろコントロールが難しくなってきたなと感じます。
というのも、小さい時は抱えて退散すればよかったことでも、さすがに次男を連れて、抱えることなんてできませんからね・・・
そんな感じなのでいざとなったら謝り倒してます。
相変わらず指示は通りにくい
ほんの少しずつ
理解力はついてきた
現在も言葉だけではほとんど通じないことだらけです。
例えば「ブロックを箱に入れて」と言ってもきょとんとしてます。おかたづけを一緒にしてても、おもちゃを手に取るたびに遊びだしてしまうので、常に声をかけながらでないとできません。
ただし声掛けだけで手は洗えるようになったので、これは大きな進歩かなと思ってます。不思議なことに、「おやつ」「ごはん」「お茶」などは理解してるので、飲食に関することもあまり困ることはなくなりました。
3歳~4歳|行動の変化
- 断固として
トイレに行かなくなった - 多動が落ち着いてきた
- 横目が減った
- くるくる回る頻度が減った
- 私に懐いてきた
断固としてトイレに行かなくなった
以前はイヤがりながらも座りに行くことはあったんですが、3歳半ごろから絶対に行かなくなりました。
私は納得するまでオムツでもいいと思ってるのでトイトレはしていません。朝・ご飯のあと・出かける前・寝る前に「トイレいく?」と声をかけて一応トイレの存在を忘れないようにはしています。
多動が落ち着いてきた
今は2歳のピーク時のことを思えばかわいいもんです。相変わらず音を常に出していますし、家中走り回ることもありますが、基本的に落ち着いたと思います。
勝手に家から出ていくこともなく、外でも常に腕を掴んでいる必要もなくなりました。
やっと・・・やっとです・・・次男はおとなしいので2人を連れて普通に買い物もできるようになり、育児ストレスが大幅に軽減されました..
https://blog-amlife.com/sodatenikuiko-tsutaetai-html/横目が減った
1歳から横目で頻繁にものを見て、3歳代にピークを迎えましたが、4歳過ぎてここ最近になりほとんどしなくなりました。
近くでものを見る時だけになったので、長男の見える世界が少し変わったのかなぁなんて考えてます。
ビジョントレーニングは指示が通らずに失敗に終わりましたが、何はともあれ心配ごとがひとつ減りました。
クルクル回る頻度が減った
自閉スペクトラム症の子が好んでやるクルクル回転。なんと1日に1回もやらなくなりました。
2歳のころは、毎日何回も高速回転しては転倒して怪我するというパターンがスタンダードだったんで落ち着いたなぁとしみじみ..
よくよく観察して見ていると、以前は目が回る様子がほとんどなかったのに、最近は少し回るだけでフラフラ。
脳の発達に関係あるのかなぁ?
私に懐いてきた
長男は生まれてから3歳ごろまで私の存在はほとんど無視で、母親という認識ではなくこの世の存在の一部のような感じで。
最近になってようやく私とお風呂に入りたがったり、抱っこを要求したりと愛着が見えるようになってきました。やっぱり嬉しいもんですね。
3歳~4歳|ASDに対する夫の理解
夫は長男が赤ちゃんの頃からよく面倒をみてくれる人だったので、発達に違和感はずっともっていたようです。
自治体の発達支援プログラムに参加した時の話の記事で書いたとおり、一度療育園の紹介をされています。
この時から夫は少し焦っているように見えることがありました。
具体的にエピソードをだすと、三輪車やストライダーに乗れないことに対して変に執着したことがあったのですが、休みの度に嫌がる長男に練習をさせては泣かせ、「そんなんじゃ幼稚園に行けない」などとちょっと行き過ぎた言動もあったりで、ちょいと心配してました。
まぁ気持ちはわかるので..私はその度に「小鉄は成長も遅れてるからね」と何回も感情的にならないよう地道に伝えていき、ようやく今は苦手なことを認められるようになってきたと思います。
最近ではぼそっと、「自閉症の特徴を見てると、長男のことしか書いてないな」と言っていたので、夫なりに理解しようとしてるんだなと感じます。
3歳~4歳まとめ
まだまだ課題はありますし、楽になったとは大きな声で言えませんが・・・
でも確実に成長してるのはわかるので、それだけで救われている状態ですね。1年前と比べれば、私たち夫婦もかなり強くなれたかなと。
これから幼稚園が始まって社会生活の中でどう成長していくかを受診の判断材料にしようと思っています。
子供が親を育てるとはよくいったもんだ
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